園について
園長からのごあいさつ
たくましく、根をはる
子ども達が小学校に上がる前に、ぜひ身につけて欲しいことがあります。それは、長い人生を幸せに生きるための「根っこ」をしっかり張る、ということです。幼児期にどれだけ逞しい根っこを張って歩み始めるかが、その後の人生に大きな影響を持ちます。その根っことは、例えば「世の中は素敵なところだ」「ぼく/わたしは愛されている、かけがえのない存在」「不思議なことに出会うとわくわくする」「どんどん失敗して、どんどんできるようになろう」「自分の力を人のために使うのは嬉しい」といったこころの持ちようです。あるいは、今どきの言葉で言うと「非認知能力」や「社会情動的能力」、文部科学省の言う「学びに向かう力・人間性等」である、といってもいいでしょう。開園以来の保育方針ですが、初期の卒園児たちが30代の「親世代」となって充実した人生を歩んでいる姿に接するにつけ、その思いをますます強くしています。
この保育方針を実現するため、吉祥寺こどもの家では、次の4点を保育の柱としています。
子どものからだは、食べものとして摂取したものを材料にしてできています。同じように子どものこころは、子ども達が吸う空気、つまり周囲の人間との関わりと経験を材料にして形成されます。
かけがえのない幼児期を、愛と笑顔と敬意に満ちた、幸せな空気に包まれて過ごしましょう。
この保育方針を実現するため、吉祥寺こどもの家では、次の4点を保育の柱としています。
1・モンテッソーリ教育を実践する
吉祥寺こどもの家は、モンテッソーリ教師養成機関、モンテッソーリ・ラ・パーチェ トレーニングコースの附属園です。伝統的な教具は、日本で最高レベルに充実しています。さらに、新しい活動や教具の開発にも積極的に取り組んでいます。2・縦割り(異年齢混成)保育
プレ幼稚園(うさぎさんクラス)は歩けるようになった0歳児さんから2歳児(年少の下)までの3学年、幼稚園(くまさんクラス)は2歳児から5歳児(年長)までの4学年の縦割り保育です(2歳児は移行期間)。子ども達が認め合い、助け合って、自分たちの生活を自分の力で営んでいます。3・自分の力でやることをたくさん経験する
公園でよもぎを摘んでよもぎ団子を作る、自分で仕込んだ味噌で豚汁を作る、1650メートルの山に登る、のこぎりと金槌で木工する……。日々の生活から大きな行事まで、自分の力が思っている以上に遠くまで届くことを、何度も身をもって経験します。これは同時に、ふだんはいかに人に支えてもらっているかを知ることにもつながります。4・子ども達が話し合って園生活をよりよくしていく
こどもの家では、みんなで何かを決めるとき、「じゃんけんに頼らない」という態度で臨みます。年長さんを中心に話しあい、皆が納得して決めるのです。そのために、うさぎさん(プレクラス)のときから、子どもと大人でも子ども同士でも、相手の話に学び合う「対話」を大切にして関わります。こどもの家の定員が少人数なのは、ここを実現できる規模にとどめているからです。子どものからだは、食べものとして摂取したものを材料にしてできています。同じように子どものこころは、子ども達が吸う空気、つまり周囲の人間との関わりと経験を材料にして形成されます。
かけがえのない幼児期を、愛と笑顔と敬意に満ちた、幸せな空気に包まれて過ごしましょう。
園長プロフィール
百枝義雄(ももえだ よしお)
1963年長崎県生まれ
吉祥寺こどもの家園長、モンテッソーリ・ラ・パーチェ トレーニングコース長
東京大学教養学部教養学科第一表象文化論分科卒業
吉祥寺こどもの家園長、モンテッソーリ・ラ・パーチェ トレーニングコース長
東京大学教養学部教養学科第一表象文化論分科卒業
日本モンテッソーリ教育綜合研究所教師養成センター卒業、モンテッソーリ教師(3歳~6歳)資格取得。横浜国際モンテッソーリ乳児アシスタントコース卒業、AMI乳児アシスタント資格取得
2002年度より2006年度まで日本モンテッソーリ教育綜合研究所教師養成センターの実践講師として3歳~6歳のモンテッソーリ教師養成に携わる。2007年同センターで0歳~3歳のモンテッソーリ教師養成コースを立ち上げ、2011年3月まで4期にわたり実践講師を担当。
2012年新しい時代に対応したモンテッソーリ教師養成機関、モンテッソーリ・ラ・パーチェ トレーニングコースを設立。0歳~3歳、3歳~6歳両コースの教師養成に当たる。
施設概要
事業所名
吉祥寺こどもの家
開設年
1998年
所在地
東京都武蔵野市吉祥寺東町1-12-19
電話番号
0422-23-1564
対象年齢
0~12歳
*歩けるお子様から入園できます。ご相談ください。
職員数
7名