クラス紹介
子どものまわりに、愛と笑顔と敬意があふれるように。
こどもの家の保育者は、子どもが持つ「自分を伸ばす力」を信じています。
だから持てる力を精一杯使って、子どもが自ら育つ姿を援助します。
『できる!』を楽しんで
成長する
歩けるようになった子が、幼稚園(くまさんクラス)に上がるまで通うクラスです。 この頃は立ち上がり視界が変わり、しゃべれるようになり、できる事がどんどん増えてきます。 『わたしってすご?い!』『世の中って楽しい』と感じ始める大切な時期です。 お友達との社会(コミュニティ)の中で、たくさんの『できる!』を楽しみながら、こころとからだを健やかに育みます。
子どもの育ちに飛び級はない
1歳児達が夢中で、手・指を使っています。大人はもちろん、お兄さん・お姉さん達ともずいぶんちがう持ち方です。でも、心配ご無用。たくさん使いながら、たくさん失敗しながら、少しずつ着実に手指を育てていきます。
保育室の様子
保育室内には、子どもが見やすい棚や身長、座高にあった家具・掃除道具などを配置。窓の外のベランダには、子どもサイズの洗濯台や食器洗い台など、水回りのものがあります。
1日の流れ
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10:20
- 登園
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10時20分~10時30分が登園時間です。子どもはお母さんから離れて室内に入ります。初めてのことで、泣いてしまうこともあるでしょう。ゆっくり時間をかけて、保育室と職員に対する信頼・安心感を築きます。
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10:20
- 身支度を整える
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登園したら、出席ノートにシールを貼る、靴をしまう、リュックを指定の場所に入れる等、自分でできる事を一つずつ、見守り、必要なときには声をかけ、最小限援助します。
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10:40
- 自主選択活動
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こどもの家には数え切れないほどのおもちゃ(教具)が、整然と並んでいます。子どもはどんどん手に取り、つまらなければ止め、を繰り返しながら「おもしろい!」と感じるものに出会います。そこで子どもは夢中になって取り組み、自分の伸ばしたいところをどんどん伸ばすことができるのです。
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12:00
- お迎えは公園で
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お迎えは公園です。(天候が悪い時は、園でのお迎えになります)
子どもたちの小さな世界
2歳代の子から6歳の年長さんまで、4学年の異年齢・縦割り保育です。ここは、子どもたちが力を合わせ、助け合いながら、自分たちの手で自分の生活を営む場所です。だから“こどもの家”なのです。教育施設ですが、大人は『教える人』ではなく、子どもの育ちを助けるだけ。 ここでの活動を通して、子どもは自分を伸ばし、幸せな人生を歩み始めます。
ちいさな「できた!」を重ねる
食い入るようなまなざしで、線の通りにハサミを動かそうとする。何度も何度も繰り返し、パズルをぴったりの穴にはめ続ける。できたときには自信に満ちた、穏やかで平和な表情を浮かべる。ちいさな「できた!」の積み重ねが、揺るぎない自己肯定感につながっていきます。
集中より夢中
太い順に並べ、同じ直径を探して積み上げる感覚の教具(色つき円柱)。微妙な差異に目をこらし指先に細心の注意を払います。自分で選んだやりたいことだから夢中になる。この夢中が、集中力を養います。
1日の流れ
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9:00-9:30
- 登園
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服をたたみ、しまう。持ち物を片付ける。 身支度は自立への第一歩です。 それを支えるのが、子どもが使いやすい道具や、しまいやすい棚など、大人が用意する環境です。
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9:30-11:00
- 自主選択活動
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手洗い、うがいを済ませると、教具棚の前で『今日は何をしようかな』と探します。 生活を営む、目や手を育てる、文字や数を扱うなど多岐にわたる活動から、自分の興味・好奇心に従って選ぶのです。
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11:00
- 一斉活動
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朝の集まりを仕切る『日直さん』、食事準備中の『お弁当のお当番』片付けや掃除も、できることは全て子どもに任せます。
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12:00
- お弁当
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仲間との団欒を楽しむお弁当。 大人も子どもも、食べることは大好き。楽しく語らいながらいただく事で、より美味しくなります。食事は育ちの礎です。 おいしく食べて、しっかり育ちます。
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12:30
- お片付け
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食後はコップも自分で洗います。 コップは慎重な扱いを心がけるため、あえて陶器製の物を使います。学年カラーのかごは、小さい子への援助となる環境です。
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13:40
- お迎えは公園で
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お迎えは公園です。(天候が悪い時は、園でのお迎えになります。) 公園まで、二人組で手をつないで歩きます。必ず上の2学年の子と下の2学年の子がペアになるように自分達で調整します。玄関ドアの開閉は年長さんだけに許されます。
活動の紹介
毎週、異なるモンテッソーリ活動を紹介しています。子ども達が、「やってみたい!」と思うよう、幅広く活動を紹介するようにしています。
1日の流れ
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14:00
- 登園
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登園した後は、身支度を済ませます。
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14:30
- 自主選択活動
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感覚教具の「二項式」に取り組んでいます。立体の大きさで順番にしたり、同じものをまとめたり、面と面を色と形でぴったり合わせたり、比べる場面がたくさんあります。ひねる動きや空間認知も育みます。この先のかけ算や2乗・3乗につながる要素もあります。
- 自主選択活動
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1,2,3,……と数字を増やしながら2桁、3桁、子どもによっては数千まで、一つひとつ書き進めていくだけの単純な作業です。しかし、ここにはくり上がりをはじめとした十進法の仕組みがぎっしり詰まっています。何度も失敗し、そのたび確かめながら自分の力で身につけていく、「学びの過程」がよくわかります。
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15:50
- お迎え
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お迎えは公園です(天候が悪い時は、園でのお迎えになります。)
学ぶのは『学ぶことの楽しさ』
放課後になると、小学生達が通ってきて、学年ごとに分かれて活動をします。小・中学校の教科に対応する内容を扱いますが、ここで学ぶのはいわゆる勉強ではなく、学ぶことの楽しさです。 自分で問題を発見し、仲間とそれを共有しながら、自分達の力で解決する。知識を得ることで世界の見方が変わる。学ぶ事によって自分が変わる。その喜びを経験し、学び続ける姿勢を整えます。
百聞は一見にしかず
これは、月の満ち欠けの仕組みを体感する、こどもの家のオリジナル教材です。この子の位置から360度頭をぐるっとめぐらすと、新月、三日月、半月、満月、そしてまた新月へと、ひと月の満ち欠けが見えます。この写真のカメラの位置のように外側から見ているのとは全くちがう景色が見えるのです。視点の違いによる世界観の違いも経験できます。
10万、100万にびっくり!
一年生が大きな数を体感しています。1は一辺5㎜の見失いそうな立方体でした。10,100と桁が増えるたびに大きくなり、10万はこんなに大きな板、100万は何と・・・・。
1日の流れ
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16:00
- 登園
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16時から始業。学年が上がると16:00からの始業に間に合わない児童が増えてきます。その時のメンバーで相談して授業開始・終了時刻を15分から30分遅らせることがあります。
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16:30
- 学年毎の活動
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「今日は何をやろうかな?」と自分で選んでいきます。週に一度、保育者が全員に活動を提示することで、自分がやってみたいと思う「お仕事」が増えていきます。
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17:40降園